趣味とか色々

webを浮遊する音楽「VaporWave」

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Web上で生まれた音楽ジャンルにVaporWaveというものがあります。

このジャンルの発端はVectloidというユーザーネームの女性やその他の匿名ユーザーらによる(表立ったアーティストはほぼいない)動画サイトへの音楽アップロードなどです。

↓個人的にvaporwaveで一番好き

このジャンルにおけるおおまかな特徴というのが機会で翻訳したような不自然な日本語、ミロのヴィーナス的な彫刻、一昔前のネオン街的なもの、一昔前のCGっぽいものなどといったデザイン。曲自体は90年代らへんの(けっこう日本多い)楽曲をループ、リバーブなどをかけたものが多いです。(なんか全体的に日本の文化がよく使われる。)

一見チープに思えるこれらの楽曲はそのチープさもVaporWaveの一部といえると思います。VaporWaveには忘れ去られた事物への感傷、大量消費主義への皮肉めいた思想などがあるそうです。楽曲を制作している方々はそういう事を考えながら制作しているということなのかな…。

一時期はVeporwaveは死んだと言われるほど衰退したこのジャンルですが、現在はまた復活しているそうです。

気になった方は雑誌の「ユリイカ12月号」(だっけ?)にて一冊丸ごと特集っぽいのやってるので購入してみては。雑誌の表紙がクールでかっこいいので自分の場合買っただけで結構満足でした笑(結構読みましたが)

veporwaveから派生した音楽ジャンルとしてはchillwaveなどがあります。(veporwaveに対してchillwaveは特に主義信条は無いらしい)

インターネット上の片隅を蒸気のような淡さで浮遊するvaporwave…面白くないですか、この文化。

気になったら是非調べてみてください。結構色々な記事が書かれていますので。