趣味とか色々

人生終了しそうなくらい儚い曲

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haruka nakamura氏の曲3連です。しょっぱなから飛ばしました。これは既に人生終了不可避ですね。

 

nuages氏の曲はあまり知らないのですが、この曲を契機に沼にはまっていくかもしれない。

 

これはあまりに好きすぎてこの曲をモチーフに小説みたいなものを描いたことがあります。わかりやすい英語とわかりやすい歌詞で頭によく残るし、しかし歌詞が奥深い気がする。

 

youtu.be

youtu.be

Aphex twin ってたまにこういう曲出すから惚れる。aisatsanaだいすき。

 

 

youtu.be

この曲の歌詞が暖かくて好き。

 

 

「あぁ、疲れた」と思ったとき、これらの曲を聴きながら心の中で自分が消えていく体験をするというのも中々に良いメンタルケアの方法なのではないでしょうか。知らんけど。

ぼくのかんがえるゆめにっき。

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ゆめにっきは間違いなく自分の人生の中においてトップクラスに重要なコンテンツであると言える気がします。

僕がゆめにっきに出会ったのは小学生の時でした。あの頃は何か変わったゲームとか暗いゲームとかそういう感想しか抱かなかったのですが、一年前くらいにもう一度プレイしなおしたり小説を読みなおしたりした結果沼にはまってしまいました。小説版の方はと言いますと、勿論あれ自体解釈の一つであるわけですが、自分としては滅茶苦茶面白かったです。特に学問としての夢の位置づけや潜在意識について言及し、ゆめにっきと結びつけたというのが個人的に印象によく残っています。ぽに子の立ち位置が意外でしたが。

そして本家の方はと言いますと、音楽、世界観、エンディング...どれも素晴らしいと感じています。

ゆめにっき(派生もだいたい)のBGMは単調なものであったり、なにかの物音みたいなものの繰り返しであったりすることが多いですが、それは夢という潜在的な場所に鳴り響く生物的、瞑想的な要素を連想させ、言うなれば原始的であると感じさせられました。ゆめにっきの世界観が民族的であるという点も、こういったことを連想させる、と個人的に思っています。言ってしまえば生々しいといった感じでしょうか。

表面的な世界観(ヴィジュアル的な)面においては、前衛的(民族っぽい、シュール、残酷とか多い気する)かつ温かみのあるドットによりどこか可愛さを感じさせるものになっていると思います(しかし、意外なことにゆめにっきのドット絵、窓ちゃんやポニ子などに対して可愛いといった感情は持っていない。)。なんて素晴らしい作品に出会えたんだろう...。しかし知名度的にはかなり高い作品なので、どちらかといえばゆめにっきを愛せる感性を持って生まれた(育った)ことに感謝という方が正しいように思えます。

インスパイアされたLSDも近い内にプレイしたいと思っています。(猫夢もやろう。)

自分が一番好きなマップ(甲乙つけ難いですけど)はぽに子がいる家があるピンクの池みたいなところです。あのマップ子宮みたいな形していた気がしますが、あの池はつまり、自分自身と同じくらい近い存在である(近いという表現は微妙な気がする)、母親の腹の中(羊水の中)みたいな存在の場所と思えてならないのです。死というのは往々にして恐ろしいものと思われがちですが、一方で解放とか楽になるとかそういう表現がされます。つまり無の状態です。そしてぽに子池(羊水)は生まれる前(死ではないが意識は生まれていない)の極めて無である状態を表した場所であると。つまりあの池はものすごく優しい場所であると思っているのです。(♪甘き死よ、来たれ)そう思っているだけです。

あと、EDですが、    個人的にはあの終わり方はハッピーエンドだと思っています。EDの時に、空がまるで朝焼けのように輝いています。多分、飛び降りた世界もまた夢の中なのではないでしょうか。(現実世界だと思っている場所も現実世界感がないから)少なくとも自分はそう思っています。夢の中のエフェクトをすべて集め、(過去を清算)夢の中で、死ぬ。そして現実と向き合う。そういうことだと考えています。

なんて語り続けたらきりがないので、今回はここまでにしておきます。

これからは本家だけは無く派生の方もプレイしていきたいと思います。

ありがとうゆめにっき、ききやま氏。そして疲れた。

ゆめにっき、その派生作品に見られるambient的BGM

窓付きちゃん

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ゆめにっきをプレイしたことがある人ならわかると思うんですけど、あのゲームって一小節分くらいどころか1拍分くらいの音をループさせて、それをbgmにしてる事が多々あると思います。

ゆめにっきにおける夢の世界はある種、原始的というか、より潜在的な世界であると感じるので、まるで呼吸するかのような単調な音楽はよくあってると思います。個人的にあれはアンビエント的な音楽だと思っています。(呼吸みたいに後ろで、無意識のうちに流れているという観点で。)

↓芸術凄い

僕は凄い好きなんです。

他にも、例えばゆめ2っきに使われているBGMを見てみても、同じような傾向が見られると思います。

生活の中で何気なく後ろで流してみるなどしていたら、いつの間に好きになるみたいな、そんな音楽だと思います。(個人差大)

でもBGMによっては病みかねないものも多々あるので注意が必要ですね笑

余談ですが、自分は受験期(病み期)に目玉腕あるとことか、地獄のBGM聴いてさらに病んでました笑

King GnuとかPerimetron界隈の話

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最近、kinggnuが滅茶苦茶人気ですけど、自分もファンの一人です。

バンドメンバーの4人は誰もが特徴的で素晴らしい技術を持った方々ですが、その中で常田大希氏について話したいと思います。

常田さんはkinggnuの楽曲を制作していますが、他にもmilleniam paradeやperimetronという映像制作やデザインなどを行うグループを結成して、活動したりしてます。

↓常田さん+Perimetron ※センスエグ。

個人的にmilleniam paradeは非常に前衛的な音楽を作り、面白いなと感じてます。例えばstay!!!(!の数あってるっけ)とかはある種シューリズムみたいなものを感じ、芸術の在り方とか考えさせられたり。

lost and found何かはカッコよさの極み。↓

perimetronの話はここでは置いておいて、僕がその辺の繋がりで見つけたTempalayというバンドもここでは触れておきたいと思います。

TempalayはPerimetronがMV作成とかしてますね。

彼らは、ある記事では脱力系とかサイケとか言われてました。かなり奇妙な感じの世界観を持った3人のバンドです。自分としては和+優しさ+シュール+奇妙みたいな感じだと思ってます(カオス)。

少し前に発表された新曲である「大東京万博」にはマジ度肝抜かれました。ボーカル作曲ギターのりょうた氏はAKIRAがイメージとしてあるって言ってましたけど、ラッセイラーっていう掛け声なんか聞くとわかりますよね。

↓僕が最初に衝撃を受けた気がする「そなちね」

そいえば、平沢進氏、米津さんといい、常田さんといい、tempalayといい、昔の日本っぽい文化(歌舞伎とかその辺。伝わるかな笑)に影響を受けている方々の芸術作品には何だか凄い刺激を感じるんですよね。日本の文化というのも世界的に見て魅力的かつ特殊な感じですもんね。

話が逸れてきましたけど、とにかくking gnuというか、常田さん界隈は個人的に最高だという話でした。

webを浮遊する音楽「VaporWave」

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Web上で生まれた音楽ジャンルにVaporWaveというものがあります。

このジャンルの発端はVectloidというユーザーネームの女性やその他の匿名ユーザーらによる(表立ったアーティストはほぼいない)動画サイトへの音楽アップロードなどです。

↓個人的にvaporwaveで一番好き

このジャンルにおけるおおまかな特徴というのが機会で翻訳したような不自然な日本語、ミロのヴィーナス的な彫刻、一昔前のネオン街的なもの、一昔前のCGっぽいものなどといったデザイン。曲自体は90年代らへんの(けっこう日本多い)楽曲をループ、リバーブなどをかけたものが多いです。(なんか全体的に日本の文化がよく使われる。)

一見チープに思えるこれらの楽曲はそのチープさもVaporWaveの一部といえると思います。VaporWaveには忘れ去られた事物への感傷、大量消費主義への皮肉めいた思想などがあるそうです。楽曲を制作している方々はそういう事を考えながら制作しているということなのかな…。

一時期はVeporwaveは死んだと言われるほど衰退したこのジャンルですが、現在はまた復活しているそうです。

気になった方は雑誌の「ユリイカ12月号」(だっけ?)にて一冊丸ごと特集っぽいのやってるので購入してみては。雑誌の表紙がクールでかっこいいので自分の場合買っただけで結構満足でした笑(結構読みましたが)

veporwaveから派生した音楽ジャンルとしてはchillwaveなどがあります。(veporwaveに対してchillwaveは特に主義信条は無いらしい)

インターネット上の片隅を蒸気のような淡さで浮遊するvaporwave…面白くないですか、この文化。

気になったら是非調べてみてください。結構色々な記事が書かれていますので。

Serial experiments lainの感想とか紹介

 

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今回紹介するのは「Serial experiments lain」です。(以下lain)

lainは雑誌連載、ゲーム媒体でも発売されており、特に鬱ゲーとしてその名前を知っている人が多いのではないかな、、。

このアニメは主軸として個人の存在、証明するものみたいなものを置いてる気がする。(と思ってる)

舞台として、Navi(今のケータイとかpcみたいな)やwired(インターネットとは言っていない。「繋がれている」という直接的な名前。作中ではあえてwired内を描画していないらしい。)などを中心に物語は進行していきます。ジャンルを付けるとするならばサイバーパンクになるそうです。

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コミュニケーション用コンピュータネットワーク端末「NAVI」(ナビ)が普及した現代、中学生の岩倉玲音は、死んだはずの同級生:四方田千砂からのメールを受け取る。

その日以来、玲音は見えないはずのものを見るようになる。四方田千砂のメールの言葉に興味を持ち大型の「NAVI」を手に入れるが、それ以来さらに奇怪な事件に巻き込まれていく。

物理世界(リアルワールド)と電脳世界(ワイヤード)、二つの世界・二人の玲音(lain)が混濁し錯綜する果てにあるものは? 「人は誰しも繋がれている」 「私は遍在する」

(Wikipediaより)

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(OP)

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1話を見てもらえればわかると思いますが、このアニメの実験的な部分というのはBGM、描写、ストーリー、など多く挙げられると思います。特に、住宅街や電車を移動するシーンの後ろで流れている強い重低音は印象的です。各話に頻出する電線は人々は繋がれているという事を表しているという、、。

物語の中で度々耳にする「私は偏在する」「肉体はいらない」といったようなセリフはこのアニメのテーマそのものですね。確か、5話かその辺でママンが「肉体は自分の存在を確かめるためにある」とか「人間の感覚はシナプスによる物理的な電気信号によって成り立っている」とか、そういう人間的なものとは逆であるかのような、人間の進化の行き着く先のようなセリフなんかが好きです。人間的な温かさや感動は電気信号によって置き換えられるってね、、、。

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人間が行き着く次の段階、進化。そういうテーマはエヴァぽいですね。エヴァだと人類補完計画で人間の失った部分を補完するであるとか、一つになるとかいう感じだった気がする。次の進化の段階に到達し、精神的な欠損を補うみたいな感じは結構似てますね。

しかし、「Aさんから見た自分はAさんが認知する自分でしかない」だとか、「テクノロジーが高度化された世界において肉体は不要である」とかいう話は技術と哲学、理想などが結びついた命題であり、非常に興味深いものでありました。

でも、結局lainって何者だったんだろう…。

作画の面を見ても目を見張るものばかりで、絵になるものばかりでした。アニメがどのように作られるかあまり詳しくないけど、特殊な技術などが使われていたりしたそうな。

 

 

余談ですが、lainは海外でカルト的人気を誇っており、その影響を受けた「lainchan」などといったサイトや掲示板が出来てたりします。

日本においても2018年にイベントが行われていたり20年経った今でも色褪せないですね。(っていうかlainのイラスト描くと海外の方からの反応が多い.....)

水中でライブ行うバンド「Aqua Sonic」

水中でライブを行うバンドというのが地味に話題になっています。

デンマーク発祥の「Aqua Sonic」は水中でライブを行うということで、十年以上試行錯誤を重ねてここまで完成度を高めたらしいです。楽器も通常の物では正しい音が出ないので研究者や発明家、ダイバーなどと協力して独自の楽器を作成したそうですね。

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このライブ映像は何らかの神聖な儀式のようにも見え、美しくて好きです。水というのは総ての生物の源となるものであり、このバンドの演奏はそうしたものを感じるからでもあります。ボーカルの方曰く、水中で子音を発音するのがむずいとかあるらしいですよ。

来日する時があったら絶対行きたいと思います!

こういうユニークさ最高!!!